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仕事が思い通りに好成績をあげたり、他人から称讃を受けるようなことがあるとついつい偉そうな気持を持ってしまう。
「そう、そうそれは私がやったのだ!!」「オレが…オレが…」等。
その大半は多くの人々の協力や恵まれた境遇のおかげであるにもかかわらず、自分一人で成し遂げたような気になってしまう。
知らず知らずのうちに相手をさげすみ、自慢の心で一杯になる。
また、自分より劣っている人(錯覚であるが)に対し自分の優れている点を得意に思う傲慢さはないだろうか、試合の勝負や、企業の業績でたまたま勝ったとしても勝たせて頂いて有難うございますという謙虚な気持ちが必要である。
たとえ自分の方が優れているといったところで、その自分は親が生んでくれたのであり、努力する能力も親、祖先から与えられており、みずから得意に思うべきものは一つもないのである。
もちろん信念を持ち日々努力を重ね、好結果が出れば心から喜べばよい。
しかし相手を見下した瞬間から落ちてゆくことを覚悟しなければならない。
太陽や空気や水の恩恵なしでは生きてはゆけぬ。
回りの人達のささえがなくても生きてはゆけぬ。
まさに人は生かされている。
河村 貴雄