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一般的に、成功者といわれる人達は、何らかのかたちで目標設定を試みている。
また目標を持たない人は、大きな海原で、舵がきかない船にたとえられる。
人は誰でも目標を持つことがよいとわかっていても、実際に目標をたてて、それを達成すべく実行する人は、可成り限定されてくる。
のみは、自分の体長の200倍ジャンプする力があるが、のみをビーカーに入れガラスのふたをする。
最初のうち、のみはガラスのふたにぶつかる程にジャンプするが、そのうち、ガラスのふたにはぶつからないようにジャンプしだす。
それから、ガラスのふたを取り除いても、のみは決してビーカーの外に飛び出すまでのジャンプはしなくなる。
実は、人間も同じように条件づけられていて、過去の実績や経験にとらわれて、自分の力はそんなにない、とても自分にはできないと錯覚しているものである。
自己目標の設定は、その条件づけをとっぱらってしまうだけの神秘的な何かを持っている。
ジェームス・ベンソン・アーウィン、彼は以前交通事故にあい、両手両足を骨折し、アゴの骨を砕き脳震とうを起こし、記憶喪失にかかる。
2年間、寝たきりの状態。
あらゆる薬剤療法・心理療法・催眠療法で奇跡的に回復し、記憶を取り戻す。
しかし、こともあろうに宇宙飛行士を志願する。
もちろん却下、再び志願、却下、三たび志願、それでも却下。
しかし、ついに月着陸7番目の宇宙飛行士になった。
人間は少なくとも心に思い描けることは、すべて実現してしまうだけの潜在能力を持っているといわれている。
河村 貴雄