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会社の存在価値は、会社が持っている会社自体の保有資源(人・物・金・情報)をどのように有効活用して社会に貢献しうるかの視点ではかられる。
それと同じことが個人にも適用できる。
会社に貸借対照表(バランスシート)があるように個人にもパーソナル・バランスシートなるものが存在すると云える。
このパーソナル・バランスシートでは無形資産の存在が一つのポイントである。
会社の無形固定資産は特許権や商標権等であるが、パーソナル・バランスシートの無形資産は目に見えないが、信念や信用であったり、やる気や知識であり、さらに云えばとてつもなく埋蔵している潜在能力(含み資産)であろう。
また、バランスシートの右側、負債にあたる部分が、パーソナル・バランスシートでは憂い心、責め心、ねたみ心、嫉妬心、消極心等であろう。
資産から負債を差し引いた純資産=自己資本=正味財産が会社の本当の実力であるが、それが個人の場合には、その人が持つ徳であったり、人格、見識といったところであろう。
その意味ではプラスの発想、プラスの言葉(資産)がマイナスの発想、マイナスの言葉(負債)より多いことが重要なことはあらためてここに記すまでもない。
会社が健全な財政状態を保たねばならぬよう個人も健全な考え方、方向性を持ち続けねばならない。
また、これらの無形資産は目に見えないからこそ、そこに妙味があるとも云える。
所長
河村 貴雄