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物事がうまくゆかない時必ずといっていいくらい物事の順序、すじみちを間違えている。
社長、専務、常務とか、長男、次男、三男等。
順序を間違うと不思議とミスやトラブルが発生する。
正常心を持っている時は順序を間違えないが、時として間違える時がある。
それは体から「気」が抜けた時である。
空手に試し割りがある。
レンガで手のこぶしを力いっぱい叩くと手の骨は砕けるが、試し割りで、自分がレンガを割る気持ちになってやると手の骨はなんともなくレンガの方が割れる。
この違いは「気」である。
人間は空気中に無限にある「気」を呼吸しながら体内に取り入れる。
気が体内に充ちてくると、元気、活気、精気、やる気が出て自分でも信じられないくらいのいわゆる火事場の馬鹿力というものが出るようになる。
逆に気が抜けてしまうと、見れども見えず、聞けずとも聞けずという状況になってしまう。
また、気は機(チャンス)に通ずる。
チャンスは目の前に無限にあるが、気が充ちていないとチャンスをチャンスとしてとらえられないのである。
さらに気が充実してくると「気づき」という能力も出てくる。
しかし、気エネルギーなるもの、目に見えないものである。
小生も12才の頃から空手道を学び始め長年たつが、幾度となく気エネルギーを体感した。
目に見えないからと云って存在しない訳ではない。
目に見えないからこそ大切なものも多くある。
人は何か心配事がある時はきまって呼吸が小さい。
そんな時は「気」を体内に取り入れる(頭のてっぺんから足の裏から)ことを意識しながらゆったりと大きく呼吸をする。
不思議なことに心配がけしとび、不満がとんでゆく。
所長
河村 貴雄
(日本養心流空手道連盟会長)